秋ヶ瀬橋を渡って秋ヶ瀬公園の中の道へ向かいます
ぼくは秋ヶ瀬公園の道すごく苦手なのでなるべくなら避けたいんですが、
対岸の道の工事がコロナの所為か普通にサボってるのか分かりませんが3年程前からずっと終わりません
その3年の間に
首相は代わり、病が流行り、かおかおは2キロ痩せました
秋ヶ瀬公園の道はさいたま市唯一のF1認定サーキットで主にバイクが200キロ近いスピードで駆け抜けることで知られています
しかし、秋ヶ瀬公園の道はこのように二車線を突然一車線に狭まるとかいう考え得る最悪の暴走対策をしているんです
これが交通量の多い時間だと混乱を生み、ゲートの度に車同士の譲り合いの中に割って入らなくてはならず、マジで険悪なムードになります
今回は朝5時だったのでゲートでは3回程険悪になったくらいで済みましたが、10時とかだともう目も当てられません
こんなだから埼玉県は
秋ヶ瀬公園のトイレに行きました
荒川では貴重な存在です
そろそろボトルの水も切れてきた頃なので補給します
補給しました
秋ヶ瀬公園を抜けたら、ひたすら"無"の中を突き進みます
ゴルフ場のど真ん中を突っ走ります
やがて、森の中に入りました
この辺りは気の根っこの所為で路面がジャンプ台の如くボッコボコなのでジャンプしつつ走ります
森を抜けると田んぼの真ん中にでます
うかうかしてるとトラクターに煽られるので急いで抜けます
田んぼを抜けると再びゴルフ場です
世界は田んぼとゴルフ場だけで構成されているんでしょうか
しばらく進むこと5キロ、荒川沿いに進むなら羽根倉橋で川の中洲に出なければなりません
日本で2番目に長い橋である羽根倉橋を渡っていきます(一位は千住新橋)
川幅がこれなのに対して土手と土手の距離が死ぬほど離れてる辺り維持でも氾濫させないという意気込みが感じられますね
やっぱり沈むのは東京ではなく埼玉なのです
2時間程橋を渡りサイクリングロードの入り口が見えて来ました
えっ
えぇ、、、
えーーーー
えーーーーーーーーー、、、、、
しばらく進むとクソデカ二律背反の看板に出逢いました
迂回路と示される先には無常にも立ち入り禁止の文字
危ない!!
ですからね
とはいえ迂回路なので進んでみたらとくに危ない!!要素はなく、普通に進めました
再び"無"を進んでいきます
世界には田んぼとゴルフ場しかないんです
武蔵丘陵森林公園と言わずそのままなんとか秩父まで繋いでほしいところですがこの調子ではまあ無理でしょう
ホンダ空軍基地につきました
最新のステルス戦闘機が並んでいます
道に戻って再び"無"の中を進みます
魔女の木みたいなのが生えてました
埼玉県には多くの魔女が住んでいて、逆らうと魔法で埼玉県民にされてしまうそうです
またまた"無"を進みます
埼玉県の大半は無なんでしょうね
ようやく、「熊谷に近づくと出てくる例の橋」が出てきました
この橋が見えたということはもう熊谷が近いということです(小泉構文)
スリラーのときのマイケルくらい倒れている標識がありました
ここで川沿いをそれて一般道に出ます
行きたくもない武蔵丘陵森林公園に行っちゃいますが何も考えず愚直に進みます
今考えるとこれが命とりでした
まだまだ"無"です
しかしここは熊谷、朝の6時と言えどジリジリとした日差しに命を削られている感触がします
路面が悪くなったのと坂道が増えた所為でしょうか、荒川沿いにいたときより格段にしんどくなってまいりました
この辺までくるともうゼーハーゼーハー言いながら走ってました
明らかに気温がおかしいことを肌で感じます、
まずいこれは死ぬと直感でわかりました
かお「たすけて、、、、、たすけて、、、、、、、(瀕死)」
天国か??????
セブンイレブンでお水を買ってきてことなきを得ましたがあと5分遅かったら危ないところでした
ここでサイコンで気温を確認すると、
???????
????????????????
これは速やかにここを退かないと死ぬとわかったので急いで熊谷市街へ向かいます
かお「(ここで輪行したら負けか???)」
太陽「いや、自分輪行せぇへんかったら死ぬで、(46℃)」
かお「せやな(爆速決意)」
波打ち際の砂の城よりも弱いかおかおのプライドは熊谷の地獄照りの前では1秒とかからず崩れ落ちたのでした
ホームにきました、この日は休日だったのですが、秩父鉄道はほどよく空いていて、良い路線だなと思いました、自転車で秩父にいくやつなんて愚かですよ、はい
車両は古く、ドア開閉の度に核攻撃みたいな音がしますがそれ以外は快適です
秩父の気温を確認しようとしたところ、この後永遠に雨が降り続くようで笑いました
雨男かおかお、秩父にも恵みの雨をもたらしました
秩父鉄道のどかでいいですね
とくに快適な車内から地獄さながらの外を眺めるとが最高です
長瀞につきました
車内にいた乗客のほとんどが、長瀞でおりました
長瀞は埼玉の渋谷と言われ、多くの蕎麦屋、ライン下り屋が店を連ねる長瀞は今埼玉で一番"アツい"町です
この廃校みたいな駅舎もいいですよね
水は長瀞価格になってました
ちょっと行って荒川の水汲んでやろうかと思いましたが、有毒なのでやめておきました
そろそろ飯も食べたい頃ですが長瀞周辺のお店は長瀞価格で、人も多いので秩父に着いてからにすることにしました
それにしても秩父って言うのは結構大きな町で、それなりに人も住んでいて交通量も多いです
しかし道が狭いのです
山郷なのをいいことに無茶苦茶に狭い道しかありません、交通量で行ったら川越とかより多いんじゃないかってくらいなのに
渋滞の中を進み、突然出現したり消滅したりするガッタガタの歩道をはしりようやく秩父市に入りました
腹も減り、気温も熊谷と大差ないので体力もグイグイ削られていきます
死ぬ、、、、、死ぬ、、、、、、
川にも入りたいところですが、降りられるような道がないので降りられません
あったとしてもビンディングシューズなのでしんどいですね、
秩父の観光っていうのは車でも電車でも自転車でも困難です、やはり荒川をクルーザーで下るしかないのでしょうか
もうフラフラになりながら進んでいきます
観光とかそういう悠長なこと言ってられる状態じゃありません
あやうく行き倒れるところに丸亀製麺があったので吸い込まれるように入ってしまいました
どうせ秩父なんてしょっちゅう来るので飯は丸亀製麺で十分なんですよ(暴論)
このときぼくの身体はそうとうダメージを負っていたみたいで、かけうどんの並みを食べたらもう何も食えなくなりました
恐るべし、夏の埼玉
あの擦り減った武甲山の姿は今のぼくに重なるものを感じさせます
つきましたー!!!!!!!!!!!!!
途中でズルしちゃいましたがなんとかたどり着きました
取れなかったら嫌なのでさっさと特急券を買っちゃうことにしました
このとき疲れすぎて何を考えていたのかわかりませんが、約6時間半後の券を取っちゃいました
出発まで時間があることもあり、席はだいぶ前の方をとれました
輪行なので一番後ろの席が欲しいところでしたが、窓口まで行かないと座席の指定はできないみたいですね
さてこれから6時間半、温泉に入ろうと思います
ところが先ほども書いた通りこの日の気温は高く、この時点でも38℃近くありました
サウナに入らずとも温泉全体がサウナと化しており、露天風呂の地面は裸足では歩けない程に加熱されていました
そんな温泉に6時間半も入れる訳もなく、早々と3時間で上がって出てきてしまいました
さてあと3時間半どうしたものか、、、
と言うわけで、気軽に自然の雄大さを感じられる施設、ダムにやってきました
ダムというのはデカい堰堤で山の中に湖を作るので、必然的に湖と、山と、そして堰堤からの景色を楽しめるという訳です
うーん、きれい!
きれい
きれいだなー(だんだん飽きてくる)
しかしダムなんかで3時間も潰せる筈もなく1時間で再び秩父駅に戻ってきてしまいました
どうしたものか、、
調べたところ、駅から約2キロで見晴らしのいい場所があるというので来てみました
ここは羊山公園と言い、秩父駅から地獄のような坂を登ることでたどり着くことができます
ぼく以外にカップルしか居ないですが静かで良いところですね
ちなみにここはあの花の聖地で、ネットで調べたら100%同じで笑っちゃいました
あの花をマネして柵に座ろうと柵に近づいてみたところ、意外と崖になっててやめました
ぽっぽはだいぶ勇気ありますね
きれいな景色ですが、1時間も見てると流石に飽きて、このときはケツデカピングー のことを考えていました
特急の時間まであと30分くらいになったので秩父市街に戻ってきました
いよいよ輪行の準備をしてホームへ向かいます
えっ何これは(困惑)
レッドアローの車両は一切輪行のスペースがありませんでしたが、
新型のこのストームライダーみたいな車両は逆に無限に輪行のスペースがあります
ぼくが確認した限り、一つのデッキに3台は余裕で入りそうでしたので、3×8で24人まで同時に輪行できますね
そんなことしたら西武線から永久出禁くらいそうですけど
客室もとんでもない構造になっていて、
レッドアローとUFOを乗り間違えたかと車内に入ってから1分ほどフリーズしていました
ア(絶命)
新しいだけあって座席は快適です
このデカい窓も昼間なら良いでしょうね、
夜はひたすら自分の全身が写って最悪でした
ほんとうに一瞬で池袋につきました
ぼくは秩父はけっこう気楽に行ける非日常世界ですきなんですが、池袋についたときの絶望感だけにはどうしても勝てませんね
かなりつらいものがあります
池袋という地名は酒に酔った埼玉県民がゲボを吐き貯めた袋がまるで池のようだったことに由来します
死ぬほど空腹でしたがこんな街で飯なんて食えやしないので早々に脱出しました
王子まで逃げてきたあたりで空腹が限界になったので日高屋にきました
やっぱり出かけたあとはこの味ですね、安心します
ぼくが死んだら棺桶は日高屋のラーメンで満たしておいてください
以上!秩父死にかけ日記でした!!