みなさんお久しぶりです、
最近携帯のアルバムを開いたら小学二年生の自由帳並みになっていて思わず泣いてしまったかおかおです
(ダサいシルビア、インスタ映えのグルメスパイザー、鉄、直んない車、各種マナフィ)
さて、今回ですが、
なんと、
あの、
さわやかに行って参りましたので、
その時の記事になります
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いよいよ夏も終わりを見せてきた八月の三十一日、かおかおは訳あって焦っておりました
と、言うのも
そう、私かおかおは毎シーズン18きっぷが発売されると、
たとえ計画も、
お金も、
友達も、
無くても、無思案に勝ってしまう癖があり、この夏もまた18きっぷの一回分を余らせてしまっていたのでした
そこで、今回はなんとかして18きっぷの元を取れないか考えたところ、ノーベル賞にも匹敵するであろう名案が浮かんだ訳でございました
そう、静岡へ向かいさわやかを食すのです
みなさんはさわやかについてご存知でしょうか?、
さわやかとはこの世の叡智を集めた究極の完全快楽食物、げんこつハンバーグを提供することで知られている、人体改造所のことです
げんこつハンバーグを摂取した人間は完全上位存在である"さわやか"になることができ、
さわやかになった人間はこの世の全てを理解し、全ての負から解放されると言います
このことから人気が殺到、さわやか御殿場店では実に8E年(八エクサ年)もの待ち時間を要するとのことです
と、言うわけでさわやかになるために静岡へ向かっていきたいと思います
平日の午後2時ということもあり通常乗車率が700%(一つのつり革に7人が掴まる状態。多くの人間は圧死し、訓練された千葉県民のみが耐えうる)の常磐線も、200%程度に収まっており感動しました
上野に着きました
ここにいる人達はまさかこれから静岡へ行ってさわやかを食べるなんて思いつきもしないでしょう、しかしぼくはそれを成し遂げるのです
駅を歩くJKとかJRとかに心の中でマウントをとりつつ東海道線のホームに向かいます
きました
しかしこいつは非常に弱い列車で、なんと熱海に届かず小田原までの運行だと言うのです
こんな列車に乗っているようではさわやかにはなれず、神奈川の瘴気で精神を毒され、悪極人(イルんちゅ)になってしまいます
少しキレつつも、東京駅までだけこいつに乗ることにしました
ガッラガラなのにボックスシートだけ一丁前に埋まっていて非常に腹が立ちました
こういった人間にさわやかを食べる権利はないのです
東京につきました
毎度思うんですが、東海道線のホームの真正面が東北新幹線ホームで、なんか敗北感があるんですよね
しかし今回だけは違います
何故なら奴らはさわやかに行くことができないからです
仙台の牛タンを5トン食べようと、函館でクラーケンを食べようと、決してさわやかにはなれないのです
熱海にいく列車がきました
心なしか車内の空気も澄み、乗客の表情はみな明るいように感じました
さわやかが静岡の大地にもたらした恵は、遥か丸の内の地まで届き、大気を浄化しているのです
席を迷う家族連れを横目に速やかにボックスシートに一人で着席し、静岡に備えます
ボックスシートにも座れないような愚かな家族連れは、きっとE233のコンクリート製ロングシートによって尻を断裂されてしまうため、ぼくは予め十字を切って冥福を祈りました
いよいよ列車は静岡の地を目指し走り出しました
ぼくの頭の中では小坂一也が「ワゴンマスター 急げよ幌馬車」を唄っておりました
相模川を越えます、
これはぼくの完全な偏見なんですが、相模川より東の人間の多くは都会だと勘違いしているヤンキーで、西は田舎を認めているヤンキーですよね、
いずれにせよ田舎者であることに変わりはありませんが
列車の乗客の多くはこの神奈川の汚染された土地に耐えきれず逃げ出してしまいましたが、
ぼくはさわやかに行くという決意の元、冷や汗を垂らし、固唾を飲みながら決死の思いで耐えておりました
やがて車窓からは丹沢の山々が見えるようになります
画像中央の山は大山(マウントクソヒュージ)といい、相模原のヤンキーがポイすてした吸い殻が積もって出来上がった山だと言われています
そんな神奈川の大地の成り立ちに感動し想いを馳せていると、気づけば小田原に到着していました
車窓からはコロナによる経営状況の悪化によりラブホテルに改装されてしまった悲しい城、小田原城が垣間見えます
車窓はうつり、こんなどう考えても頭悪い街が見えてきたらそれはもう熱海の入り口であることを示しています
熱海とかいう卑猥な博物館しかない街を背に、そそくさと沼津方面の列車に乗り換えます
この乗り換えは速やかにこなさないと、18きっぷユーザー同士のバトルロワイヤルに巻き込まれることになります
さて、熱海から静岡へ向かう列車ですが、大まかにわけて211と313とかいうので運行されています、詳しくは何も知りません
211とかいうのはご存知の通り両毛線でぼくの尻を完全に破壊した車両そのもので、最初こそ柔らかく感じる椅子がついていますが、長時間着席することでこの椅子はアイアン・メイデンへと姿を変えるのです
もしこんな車両にのってしまったならもう二年の間は座れもしない身体になってしまうでしょう
それに比べ313というのは新しく、極めて人間工学に基づいた、理性的な形状をした椅子が付いており、この列車にのれば静岡へ到達することは容易でしょう
そしてもう一つ特筆すべきことは、211はトイレがないということです
かおかおの膀胱は平均1〜3時間で完全にフルになりますが、この列車に浜松まで乗り通せば容易に3時間以上経ってしまうため、ぼくには確実な死が待っています
そして限界を迎え駅に降りたが最後、次の列車は30分後という始末です(場合による)
今回は静岡イージーモード、熱海〜静岡の乗車ですが、もしハードコアモード浜松へ向かうなら確実に313を確保したいところです
幸いにも熱海のホームでぼくを待っていてくれたのは313でした、ぼくは感謝の涙を流し、膝から崩れ落ちました
Eスポーツのプロ選手も313の座席を愛用し、荒野行動に励んでいるとのことです
ここでぼくの特性、あめふらしがいよいよ本領を発揮してきました
静岡上空には猛烈な雨雲がかかりナイアガラ滝の如く雨を降らせています
しかしこれは表目にでました、
なんとさわやかの待ち時間が雨によって微分され、0分となっていました
これはチャンスです
part2につづく